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適度に、適当に。

選択の多い人生ですが、家族で楽しく暮らしていきたいです。

本「自分の小さな『箱』から脱出する方法」を読み返しました。

本。

こんにちは、夏子です。

先日購入した本、2冊目を読み終えました。

自分の小さな「箱」から脱出する方法

自分の小さな「箱」から脱出する方法

  • 作者: アービンジャーインスティチュート,金森重樹,冨永星
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2006/10/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 156人 クリック: 3,495回
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自分の小さな「箱」から脱出する方法、です。


大ベストセラーなので、読んだ方も多いと思います。私も数年前に読んだのですが、何となくまた読まなくちゃ、と思って買いました。

物語仕立てで分かりやすい

主人公トムは、新しい会社の管理職になって1ヶ月。副社長バドとの研修に臨むにあたり、「自分ほど頑張っている人間は他にいない」と自負しています。

でも、バドからは「君には問題がある」と言われて動転するところから始まります。

トムはガチガチに「箱」に囚われていますが、自分では気づいていません。
バドや他の管理職との対話の中で、自分の問題に少しずつ気づいていきます。

職場が舞台だが、家庭内の事例が多くて誰でも想像しやすい内容

トムとバドは管理職研修の一環として、対話をしていますが、事例に出るのは飛行機で席を譲るかどうかや、バドの奥さんとの話や、他の管理職ケイトの息子の話など、身近なことや家庭内の事例を下敷きに検討が進みます。

洋風の名前で「プロジェクトチームが」とか言われると一気に読まなくなる自分でも違和感なく読み進められました。

「箱」の外に出なくてはならない

そもそも読んだことのない方は、箱って何?とお思いかもしれませんが、これは読まないと正確なところはお伝えできません。

  • 箱は自己欺瞞で生まれます。
  • 自己欺瞞があると自己正当化が始まります。
  • 自己正当化するためには他者は常に悪でなければなりません。

箱は周りの景色を歪める色眼鏡のようなものであり、
他者との正常な関係を遮る壁のようであり、
自分の成長を止めてしまう足かせのようでもあります。

仮に100%相手が悪かろうと、
他者を責める時には、箱の中に入ってしまっていると考えて間違いないそうです。
責めることで解決できる問題はないからです。責めるのは自分の感情処理のために他ならず、自分を正当化するための手段。

他者を責め始めたら、箱の中にいるな、と思って箱の外へ出ないと、自分自身の思考で消耗することになります。

箱は絶対的なものではない、入ることも出ることもできる

家族には箱の外で接しているけれど、職場では箱に入ってしまったり、
また職場のある人とは良い関係を築けているけれど、別のある人とは険悪なこともあります。

箱は絶対的なものではありません。
でも、1人に対して箱に入ってしまうと、その箱を他の人間関係に持ち運んで、他の人との関係を壊してしまうことがあります。

逆に、ある人との関係がとても良好であれば、うまくいかなかった人に対しても箱の外で接することができたりもします。

箱の外へ出るためには、相手を決めつけることなく、大切な人として見る必要があります。
相手を例えばいい加減な人だ、と断定してしまえば、そう判断する自分を守るために、相手のいい加減さを探し続けなくてはなりません。

もし、相手の失敗を無意識に期待していたら、
相手の成功を素直に喜べないとしたら、
それは箱の中の人間関係です。

箱の中にいると本来の目的を見失ってしまう

箱の中では常に箱に居続ける努力をしなくてはなりません。

例えば、夫を「家庭を省みない自分勝手な人」と決めつけたとします。そうすると、自分は「勝手な夫のせいで家事を押し付けられた可哀想な被害者」になることができます。

自分が可哀想でいるためには、夫に、
もっともっと、ひどい振る舞いをし続けてもらわなければなりません。


本当にそれが自分の望みなのでしょうか?


箱の中にいると、本来の目的を見失ってしまいます。そして、箱の中に居続けるための無駄な努力にどんどん消耗していきます。

せっかく夫が早く帰ってきて、夕飯を作ってくれたとしても、素直に喜べず、浮気を隠そうとしているに違いない、など、相手を貶めずにはいられなくなります。

なんだかとても疲れそうです。

箱の中と外で行動が変わるわけではない

大人になると、嫌いな人にもニコニコ接することもできますよね。また、良好な人間関係でも時には部下を注意することもあります。

箱の中と外で行動そのものが変わってくるとは限りません。ニコニコして取り繕っていても、心のなかで人として扱っていなければ相手には伝わってしまいます。

逆に、叱責しても箱の外にいる時にやった場合には相手の成長を促進できることもあります。

普段から自分は変なことはしていない、箱に入ることはない、と言い切れてしまう時には、既に箱の中にいるのかもしれません。

自分と箱について

自分が箱に入りがちなのは、疲れているときや忙しさが容量を超えたときです。割合としては家庭内で入ってしまうことがとても多いです。

やらなくてはいけない家事があるのに体が動かないときや気が向かないとき、
子供の呼びかけを面倒に思うとき。
外出先では待ち合わせの時間に遅れそうなときもきっと箱の中です。

箱の中にいると、とても怒っている気がします。怒っていることに疲れてくると段々悲しくなってきます。悲しいことにも疲れてくると無気力になります。

まとめ

常に箱の外に居続けるのは難しく、本の中の登場人物もそのことに悩みを持っていますし、もしかしたら聖人でもなければ無理かもしれません。
ただ、今、自分は箱の中にいるな、と自覚できればいいのではないか、と思います。
自覚したら、相手に不快な思いをさせていないかな、本来の目的からずれていないかな、と反省すればいいと思います。

箱の中に居続けるのは箱の外にいるよりもずっとエネルギーがいるようです。


この本を読み返したくなったのは、長男が悩んでいるからだと思います。

何かうまくいかない時に、泣きたくないのにすぐに泣いてしまう。
自分のせいだとわかっているのに、すぐに人を責めてしまう。
小学1年生になって、それまでよりも難しいことが色々出てきて、うまくいかないことも増えてきています。

そういう時には箱に入って自己防衛ばかりしているより、もっといい方法があるよ、ということを、親として見せてあげられるといいなぁと思います。



長文、お読みいただきまして、ありがとうございます。
(* ´ ▽ ` *)