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適度に、適当に。

選択の多い人生ですが、家族で楽しく暮らしていきたいです。

我が家のシンボルツリーを植えてくれた、お隣の佐々木さんの話。

つぶやき。

今日は我が家の「猫の額」庭から。

シンボルツリーのヤマボウシが小さいながら紅葉し始めました。はらはらと葉っぱが落ちています。

残念さ具合は夏からあまり変わっていません。

このシンボルツリーは、5月にお隣のご主人、仮名で「佐々木さん」が植えてくださいました。



過去ブログから→シンボルツリーを植えました。 | 選択の多い人生ですが、なるべくシンプルに生きていきたいです - 楽天ブログ

園芸店で一目惚れのヤマボウシを買ってきて、さあ植えようか、と作業し始めたところ、こどもたちの声が聞こえたらしく、佐々木さんが様子を見に来ました。

シンボルツリーなので、家族の共同作業で植えようと思っていたりもしましたが、あれよあれよと佐々木さんが手際よく植えてくださり、我々はお手伝いが精一杯(笑)。

こんなシンボルツリーの思い出も、なんだか要領の悪い我が家らしくて気に入っていますけど。


佐々木さんとの出会いは昨年の8月に遡ります。

当時、宅地を探していた私達は、不動産業者に連れられて今の土地にやってきました。

とりあえず、即決で「買います」と売り出しにストップをかけてもらいながら、本当にこの土地でいいかしら、と、何度も土地を確認しに訪れました。

夜の様子は。
雨の日は。
平日は。
休日は。

行くたびにお会いしたのが佐々木さんです。
喫煙者の佐々木さん。家の中では吸えないらしく、外へタバコを燻らしにやってきます。

また来たね。
今日はチビちゃん達は?
夜も静かでしょ。

お会いするたびに声をかけてくださり、

住むには良い所だよ。
40年住んでるけど気に入ってる。

と、勧めてくださいました。


土地を買って、工事が始まってからも、様子を見に行くと必ず佐々木さんにお会いします。

現役時代は消防署勤めだったこと。
奥様のこと、お嬢さんのこと。
色々お話してくれます。

引っ越しの挨拶回りの時にも、ゴミの出し方や町内会のこと、ここで住むために必要なことを色々教えてくださいました。

この土地に早くから親しみが持て、ご近所に暖かく迎え入れていただけたのは、
佐々木さんのおかげです。


園芸がご趣味で、お庭には野菜を中心に沢山の鉢植えがあり、我が家の困った小庭にもアドバイスだけでなく、ミニトマトの苗まで植えてくれました。

野菜つくりなよ、楽しいから。
教えてあげるよ。

引っ越したばかりで、バタバタしていたので、
来年教えてもらう約束をしました。


佐々木さんはどうも、小さい子供が大好きなようで、特にうちの次男を気に入ってくれた様子。

庭に出るたびに話しかけてくれ、
その様子を次男が
「また佐々木さんが来たよ」
「いつも佐々木さんがいるよ」
と、大声で報告するので、お隣に聞こえないかヒヤヒヤしたものです。

なんでだか、佐々木さんは長男と次男の名前を少しずつ間違って覚えてしまい、最初は張り切って否定していた次男も、だんだんその間違った名前をニックネームとして認識し、
「ま~た、佐々木さんが☆☆ちゃんって言ったよ(*´艸`*)」
と楽しそうにしていました。

次男は佐々木さんのことを、おじさん、ではなく、佐々木さん、と呼びます。

そのことも佐々木さんは嬉しかったようです。



6月の父の日に、娘さん一家がお祝いしてくれたことをとても喜んでいた佐々木さん。

父の日の翌日、
散歩の途中に急に倒れてしまいました。
そして、
あんなにお元気だったのに、
あっという間に旅立たれてしまいました。


今は、佐々木さんの奥様が話しかけてくださいます。
「チビちゃん達の大ファンで、声が聞こえるたびに外に出て行っちゃうから、あれでもずいぶん引き止めていたのよ」

庭に出てくるたびに
☆☆ちゃ~ん
と両手を前に出し、次男とハイタッチをする佐々木さん。
長男の頭をなでる佐々木さん。

ヤマボウシを見るといつも思い出します。




来年はなんの野菜を作ったらいいでしょう?
好きな野菜の話はまだしたことがなかったので少し迷います。
奥様に聞いてみようと思います。