適度に、適当に。

選択の多い人生ですが、家族で楽しく暮らしていきたいです。

長男の食物アレルギーについて振り返る。

こんにちは、夏子です。

最近、長男はお刺身が好きになりました。

こんな日が来るとは、小さい頃のアレルギーからは想像できなかったので、
お刺身を食べる長男を見るたびに感動してしまいます。(とは言え、なま物はまだ時々しか登場しません)


長男は今ではほとんど何でも食べられますが、赤ちゃん時代には乳製品と鶏卵の食物アレルギーでした。その対処が生活の最優先事項だった頃を過去ブログの書き直しで思い出してみます。

※断るまでもありませんが、ただの体験談です。医学的な見地は全く持ち合わせていません。

※感想などは当時書いた時のものです。あんまり覚えていない気持ちもあります。


「食物アレルギー」のきざし

兆候としては4ヶ月位から、湿疹や軟便が出やすくなりました。

5ヶ月の時、ダイニングのハイローチェアで昼寝をさせながら料理をしたことがありました。キッチンからは数メートル離れた部屋の対角で長男は寝ており、私はキッチンで卵焼きを焼いていました。


ふと気づいたら、長男の顔が紅潮して湿疹が出ていました。調理中、私は長男に触っていません。直接、料理が触れるような距離でもありません。

後から考えると、卵の蒸気を吸ってしまって反応が出たのだと思います。
その時には、蒸気でアレルギー反応が出ることがあるとは知りませんでした。

最初のアナフィラキシーショックは育児用ミルク

8ヶ月の頃です。

保育園に入ることになり、
「練習で家でも園と同じミルクを使ってみてくださいね」
と、入園の決まった保育園の先生に言われて、3月中旬にスティックパックの育児用ミルクを初めて買いました。

それまで完全母乳だったので、哺乳瓶に慣れなければコップやストローでもよいと言われ、柔軟な保育園でよかった、と思ったのを覚えています。

そして、一口、飲ませてみたところ、
アナフィラキシーショックが出てしまいました。


まず、顔が発疹で真っ赤になりました。
首からおなかにかけて、体全体もかゆそうな赤い色になっていました。
呼吸も荒くなって少し苦しそうでしたが、息はできていたので、救急車を呼ばず、様子を観察することにしました。
幸い、30分ほどで症状は落ち着きました。


主治医とは別の、アレルギー科が併設している小児科に初診で駆け込みました。

食物アレルギーと診断される

まずは血液検査を受ける

一通り話すと、
じゃあまず、血液検査をしましょう、と言われました。

赤ちゃんの採血って見たことはありますか?
その病院では、手の甲の血管に針を刺して試験管で受け止めるように採血していました。

注射が平気な長男だったので、最初は怖がりましたが、ケロッとしたものでした。

血液検査の結果は1週間後に出るので、また来てください、と言われました。

そして「もし、次の診察までに何かあった時には、夜中でもここへ電話しなさい」
と、携帯電話の番号を渡されました。

「留守電になるかもしれないけどすぐ折り返します。5分以内に折り返しがない時には、救急車を呼びなさい」
と言われました。

結果的にはその番号にかけるような状況は起こらずにすみました。

牛乳と鶏卵にアレルギーがあることが発覚

食物アレルギーを起こしやすい食材を全て調べてもらったところ、乳と卵にアレルギーがあると診断され、食物アレルギーについての説明と、治療方針をお話しいただきました。

1歳半まではアレルゲンの完全除去食を指導される

治療として、まずは1歳半になるまでアレルゲンの完全除去を指示されました。
完全除去というのは、単純に「牛乳や卵を食べなければいい」だけではありません。


それまで、私は自身も花粉症でありながら、アレルギーについての知識が皆無に近かったので、この本を読みました。

色んな注意点が載っていて参考になります。
図書館で借りて当時は何度も読みました。

基本的に加工食品はほとんど食べられない

長男の場合、乳製品と卵を含む可能性がある食品を排除するほか、感作するといわれる牛肉と鶏肉を含む食品も排除するよう指示されました。


アレルゲンは目に見えないものも多いので注意が必要です。基本的に、市販の加工食品はほとんど買えません。
鶏肉がだめなのでコンソメ・ブイヨン等の洋風ダシも使えません。
お惣菜や外食もほとんど無理。

あと、卵アレルギーだと、インフルエンザの予防接種もできません。ワクチンの培養に鶏卵が使われているからです。

食べないだけではなく、家にアレルゲンを持ち込むことも避ける

今まで時間がない、を言い訳に、料理らしき料理をしてこなかった私は、
「何なら食べていいの!?」と完全にパニックになりました。

また、長男本人の食べ物に使えないだけでなく、卵や牛乳で調理した蒸気でアレルギー反応を起こしてしまうこともあったため、家の中にアレルゲンとなる食品を持ち込むことができなくなりました。

食器や調理器具もアレルゲンが付着するので、家族の物と長男の物を完全に分けるように指示されました。

その頃、夫には「卵料理は外で食べてきてね」とよく言っていました。
「でも食べたら必ず歯を磨いて、卵料理の残骸を家に持ち込まないでね。食べた時の洋服もすぐに洗ってね」とも。

当時、私の目には卵は細菌爆弾に、牛乳は液体の猛毒に見えていました。あんな恐ろしいものが普通にスーパーにあるなんておかしい、と理不尽にも本気で思っていました。

代用食品に助けられました

最近は普通にスーパーでもアレルギー対応食品がありますね。我が家が使っていた数年前より種類も増えてるのかな。

余談ですが、あるスーパーではアレルギー対応食品コーナーのことを「アレルゲン食品」と看板を出しています。看板だけで身震いするのは私だけでしょうか?


離乳食が終わってからよく使ったのはマヨドレです。味はマヨネーズと区別つかないくらいで値段も安め。

それから洋風ダシ。こちらは少し高い。育児用ミルクはこちらを。
ニューMA?1 大缶 850g

ニューMA?1 大缶 850g

MA-1はアレルギー対応ミルクの中でも飲みづらいと聞きましたが、長男は大好きでした。手作りでパンを焼くときにスキムミルクの代わりに使ったり、料理にも使っていました。


類似品でMA-miというものがありますが、長男には危険なので使わないように言われました。MA-1に比べてアレルギーが軽い子用の商品のようです。

森永MA?mi 350g

森永MA?mi 350g

MA-miと同程度の商品に明治のミルフィがあります。長男には使えませんでしたが、MA-1よりは風味が良いという評判です。

明治 ミルフィー HP 850g

明治 ミルフィー HP 850g

料理は本当に困りました

牛乳、鶏卵、牛肉、鶏肉が禁止になると、タンパク源で使えて簡単に手に入るのは豚肉と魚と大豆ですね。

どれを食べさせるにしても、新しくアレルギーになることを避けるため「回食」と新鮮なものを使うのは必須です。

回食とは、同じものを続けて食べないようにすることです。豚肉を食べた翌日は豚肉を食べない。鮭を食べた翌日は鮭を食べない。
特に、27大アレルゲンと呼ばれるような、アレルギーになりやすい食品は注意が必要です。

野菜スープ

味付けや野菜の種類を変えて、ひたすら野菜スープを作っていました。細かく切って少量の水でくたくたになるまで煮るだけ。野菜から水分が出てスープになります。

野菜だけで煮ても野菜のダシがでて美味しいらしく、離乳食の時には長男の大好きなメニューでした。すぐに食べられるよう、とりわけて冷凍。

大人はこれを味噌汁にしたり、野菜ブイヨンでコンソメ風にしたり、めんつゆで煮て鍋にしたりしていました。

料理のバリエーションがなくてワンパターンに…

使える調味料が限られていて、たいてい煮物か塩焼きにしていました。
豚肉の野菜炒め、魚の塩焼き、魚の干物、大豆の煮物など。ワンパターンでつまらなかったですねぇ。

代用食品を使えば、色んな料理ができそうですが当時はそんな余裕はなかったな…。
今でも下手ですが、もっと料理できなかったので、毎日何を食べればいいのか、困っていました。

お腹は空いても食べるものがなく、いつも飢えてましたね(笑)。白いご飯以外みんな怪しいような気がしていました。

母乳を与えるには、母親も同じ食事制限が必要

幸いアレルギー発覚時には長男は8か月で、与えられたものを食べるだけ。
離乳食の中期~後期で、もともと家族とは別メニューだったので、除去食治療は簡単でした。

そんな中、大変だったのは自分自身が食べる物がなかったことでした。

1歳まで家では母乳を与えようと考えていたため、母乳を続けるためには長男と同じ食事制限をする必要があります。
母乳は血液ですから、私を介して長男がアレルゲンを摂取してしまうためです。

家では下手なりに何とか料理して食べつないでいましたが、完全除去では外食が全くできません。

お惣菜なども、工場などの混入がきわめて少ない環境で作られた加工食品で、アレルゲンフリーの物は食べられますが、スーパーでインストア加工しているお総菜は調理器具を共有している可能性があります。
作りたての美味しいものほど食べられないという矛盾…。

インストア加工や外食ではアレルギー表示は努力義務なので、表示がそもそもないお店も多いです。
じゃあ、工場製造のコンビニのおにぎりなら大丈夫だろう、と原材料を見ると、
梅おにぎりや昆布おにぎり、鮭おにぎりなのに「乳製品を含む」「卵」と書かれているものも少なくありません。なぜでしょうね。

ちゃんと書いてくれるだけありがたいんですけどね。

除去食は最強のダイエット方法…(ただしお勧めしない)

乳脂肪分とか、卵とか、栄養豊富だし、カロリーも高いんですよね。
乳製品と卵を除去し始めてから、私の体重はどんどん減りました。

その時の私には脂肪が欠乏していました。元々骨ばった体型なので、当時の写真を見ると骨と皮のお化けのようです…。


脂肪が減ると免疫が低下します。仕事復帰して2週間後、39度の発熱。翌日には下がったので仕事へ行くと、またその週末には39度…。もう母乳をやめよう、と決断するまでの1か月間、平日はひもじくてイライラ、休日は発熱で寝込む、を繰り返していました。


1歳までは母乳を与えたい、と思っていましたが挫折しました。


長男が保育園という慣れない環境でがんばっているところで、母乳まで取り上げてしまうとストレスがかかりすぎる…と、ダメ母なりに考えてのことでした。
でも、母乳を断念した晩から長男は夜泣きすることもなく、ミルクすら使わずにあっさり卒乳できました。(10か月になった時でした)

結局、こだわっていたのは母親だけだった、ということなのでしょうか。


私は外食ができるようになりましたが、家の中にアレルゲンを持ち込む勇気はなく、家での食事は以前と同じようなものでした。

一歳の長男の大好物は、バナナと納豆ご飯でした。


* * *

書き直し記事なので、表現がくどいところもありますが、だいたいこんな感じです。

保育園でのことも書きたかったのですが、さすがに長いのでまた今度。

では~。
( ^ω^ )